【鳥取県への一人旅】早朝・快晴・秋の鳥取砂丘のおすすめ
今回の鳥取旅行を計画した時、「鳥取砂丘へ行こう」とは考えていなかった。
なぜなら1泊2日で予定がいっぱいだったし、(正直に言うと)鳥取砂丘にあまり期待していなかったから。
ちょっと広めの海岸の砂浜のようのものなんだろうなと思ってたんですよね←スミマセン^^;
それに、人でいっぱいのメジャーな「THE・観光地」は避けがち、というのもある。
鳥取=鳥取砂丘と思い浮かべる人もいくらいのメジャーな観光地なのできっと人でいっぱいだろうな、と思いモチベーションは低かった。
しかし、そんな僕が重たい腰をあげて、砂丘へ行った理由は以下5点にある。
まず➀。これが一番大きい理由。
この後、訪問した石谷家住宅が10時開館だったので、ホテルで朝食をすませた後の空いた時間で行けたのが良かった。
鳥取砂丘は24時間あいているらしい。
他に旅程がうまっている人にとって空いた時間で行けるのは何気にうれしい。
②も大きな理由だった。
石谷家住宅の正反対の方向にある砂丘だったが、車で30程で行けるのなら(自分にとっては)許容範囲だった。
③有名な観光地なので駐車場はあるだろう、と思っていたので心配はしてなかったが、じゅうぶんな広さの駐車場があったのは良かった。
今回の旅行で訪問した仁風閣は、周辺に思うような駐車場がなく(近くの県庁駐車場は満車)、鳥取市内をぐるぐる車でまわることになった。
駐車場は有料のものと無料のものがあって僕が停めたのは砂丘に一番近い「鳥取砂丘駐車場」。ここは砂丘入口の前にある。
その代わり有料で500円の駐車場代がかかる。
あまりよく調べず行ったのだが、道路挟んだ「砂丘会館駐車場」は無料なので、車で行く人にはそっちをおすすめします。
④についてですが、僕が砂丘に訪れたのは平日の朝、8時前後。休日はきっと人で賑わってると思いますがやはり平日はまばらでした。
⑤もしこの日が雨だったら行かなかったと思う。朝、起きたらとてもいい天気だったのはやはり大きい。
そんないくつかのきっかけによって当初予定になかった鳥取砂丘へ向かった。
駐車場に車を停めて、砂丘入口の階段をのぼっていくと素敵な景色が広がっていた。
思った以上に広くて、砂漠(といっていいのかわからないけど)でした。
周囲を見渡すと人工物がない。
空は広く、風も心地よい。
こういった見渡すかぎり、人工物が無い広い場所で突っ立ているとのびのびとした開放的な気持ちになってくる。
リラックスした気分である。
これが真夏だときっとかなり暑いと思う。
真冬だと海からの風が冷たいのではないか。
この日(9月後半)は半袖にジーンズという恰好で行ったが、ちょうど良い気温だった。
そんな軽装で「馬の背」と呼ばれる砂丘列をのぼり始めた。
入口から400mほどで馬の背にたどり着く。
傾斜は最大32度ほどあるので結構、急勾配。
もちろん靴の中に砂は入ったが不快では全くなかった。
砂もきれいだし。ただ脱ぎやすい靴でいくといいと思う。
「砂のさざ波」と呼ばれる「風紋」を見るチャンスがあるのも早朝に鳥取砂丘へ行くメリットだ。
また、天気がいいと青い空と白い雲が美しく思わず広い空を見上げてしまう。
ちなみに途中ペットボトルが捨ててあったが、ここでポイ捨てをしようという気持ちが全くわからない。
ちなみに「鳥取砂丘 馬の背」で検索したら馬の背ではなく「馬の骨」と書いてある記事に出くわした。
「背」も「骨」も同じだろう、という気持ちはわかる気はする。
けど、馬の骨といったら「どこの馬の骨ともわからん奴」という使われ方をするので、
「馬の骨に登ろう!」と言ってたら滑稽であろう。
馬の骨、じゃない馬の背をのぼり終えると、海が広がっている。
この日は、とても天気が良かったので、空と雲と海と砂丘のコントラストがとても綺麗でした。
しばらく、ぼんやりと海を眺めたり空を眺めたり。
鳥取城跡といい、見晴らしのいい場所が鳥取市には少なくとも2つあるんだな、と思った。
普段、こういった場所が自宅近くにないので貴重な時間である。
9時過ぎになり、そろそろ帰ろうかなと思う。
なんせこの後もいろいろ行く予定がある。
入口方面を振り向くと、ぽつぽつと人が増えてきた。
観光客、というよりは地元の方が多いようにみえる。
こんなに天気が良かったら、散歩したくなるよね。
不思議なことに砂丘を歩いていると、人の会話がよく聞こえてくる。
近くに人はいないよな、と思って振り向くとかなり遠くにいる人の会話だったりする。
休日や祝日、あるいは観光シーズンだったら、結構ワイワイして賑やかなのではないだろうか。
というわけで人生初の鳥取砂丘は「行って良かった」です。
「早朝の砂丘」というのは良かったですね。
天気の良さと相まって、とても心穏やかな気持ちになれました。