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いにしえの建築をめぐる旅

レトロ建築

【旧藩主の邸宅⑤】東洋一の邸宅<重要文化財>旧前田家本邸

旧藩主の邸宅シリーズ⑤は旧加賀藩主前田家16代当主の前田利為候が自身の居宅として昭和4年に建てた「旧前田家本邸」です。 現在、東京都目黒区の駒場公園内にひっそりと建っていて愛知から車で行ってきました。

【兵庫県西宮市】初夏の特別公開<重要文化財 神戸女学院>

兵庫県西宮市に位置する神戸女学院岡田山キャンパス。 岡田山という緑豊かな里山に建っているこのキャンパス内にはウィリアム・メレル・ヴォーリズ(1880~1964)が設計した校舎が創建当時のまま建っており、現在も現役の校舎として使われています。…

【兵庫県芦屋市】ヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)

阪急神戸線「芦屋川駅」から芦屋川に沿って北に向かい、開森橋交差点を超えると「ライト坂」という坂がみえてくる。 割と急な坂で、(たまたまだろうけれど)車の往来も多い。 ネット検索すると「ライト坂 事故」という検索ワードも出てくるので事故も多いの…

【旧藩主の邸宅④】<清閑亭>旧黒田長成侯爵別邸

先日ネットニュースをみていたら「秋月藩400周年」の記事が目に入りました。 秋月藩は黒田長政の三男、黒田長興を藩祖として1623年に誕生した藩です。 現在の福岡県朝倉市を中心に栄え、今年で藩が誕生して400年ということで2023年は記念事業…

【山形県山形市】<国指定重要文化財>明治時代の病院「旧済生館本館」

山形市の中央にある霞城(かじょう)公園。 その公園の南東側に旧済生館(きゅうさいせいかん)本館という洋館が建っています。 竣工したのは明治11年。 山形市の近代化を推進した三島通庸の命令によって建てられた洋風の病院です。

【山形市】〈国指定重要文化財〉旧山形師範学校本館へ訪問

前回ご紹介した文翔館の前の道を東に10分ほど歩くと「山形県立博物館 教育資料 館」にたどり着きます。 この建物は「旧山形師範学校本館」として国指定重要文化財に登録されています。 文翔館からすぐ近くだったこともあり行ってきました。 閑静な住宅街の…

【山形県山形市】重要文化財「山形県郷土館」(愛称:文翔館)へ行く

❝県都でもある山形は、ちょっとした高台のよい立地にあり、それに加えて県庁が本通りのいちばん上(かみ)というほかより抜きんでた位置にあるので、日本の町としてはめずらしく引き立って見えます❞ イザベラ・バード「日本紀行」より これは19世紀のイギ…

【福島県への旅】有栖川宮殿下の湖畔の別邸【重要文化財 天鏡閣でお茶する】

福島迎賓館に続いて見学したのが、すぐ近くにある天鏡閣です。 天鏡閣(正面) 天鏡閣とは 有栖川宮威仁親王殿下が東北旅行中、猪苗代湖畔を巡遊した際、この地の風光に魅せられ別邸として明治41年(1908年)に建築。 同年、大正天皇が行啓の際、「天…

【米沢→福島県への旅】国指定重要文化財 旧高松宮翁島別邸(福島迎賓館)の見学

山形旅行の続きですが、この日は山形を出て福島へ行ってきました。 米沢市から車で約1時間20分、国指定重要文化財である「旧高松宮翁島別邸」(福島迎賓館)とすぐ隣の天鏡閣へ行くためです。 猪苗代湖の湖畔に建っています 旧高松宮翁島別邸(福島迎賓館…

【旧藩主の邸宅③】上杉神社と上杉博物館そして上杉伯爵邸

「旧藩主の邸宅シリーズ③」は米沢藩主13代目であり、そして最後の米沢藩主である上杉茂憲伯爵が建てた「上杉伯爵邸」です。 米沢、といえば米沢牛と前回書きましたがもちろん上杉謙信公の上杉家でも有名です。 米沢駅前には「ようこそ上杉の城下町 米沢へ…

【山形県への旅】米沢市「重要文化財 旧米沢高等工業学校本館」

小旅行で山形県へ行ってきました。いろいろ行きましたがまず最初の目的地は山形県米沢市です。 愛知県から飛行機で、こんな感じです。 県営名古屋空港↓山形空港↓空港バス↓山形駅↓レンタカー↓米沢市 飛行機で飛んでいる時間は約45分ほど。 あっという間に山…

【名古屋市覚王山レトロ建築散歩②】旧古川為三郎邸でお茶する

前回、日泰寺と揚輝荘の記事を書いたけれど、一緒にオススメしたいのがすぐ近くにある旧古川為三郎邸。場所は日泰寺・揚輝荘のすぐ近く。揚輝荘から徒歩10分くらいの場所にある。

【名古屋市覚王山レトロ建築散歩➀】日泰寺と揚輝荘

名古屋市千種区の覚王山エリアは現在、名古屋市の「住みたい町ランキング」でも1位になるような人気住宅エリアであり、名古屋市を代表する高級住宅街でもあります。ただ昔からそうだったというわけではなく、このエリアが覚王山と呼ばれ始めたのは、(名古…

【旧藩主の邸宅②】鳥取県への旅~白亜の西洋館、旧鳥取藩主池田仲博侯爵が建てた「仁風閣」へ行く

「旧藩主の邸宅」第2回目は旧鳥取藩主である池田家の第14代当主池田仲博侯爵が建てた「仁風閣」をご紹介します。

【三重県桑名市】六華苑(旧諸戸邸)

三重県桑名市にある旧諸戸邸は、実業家である二代目諸戸清六氏が大正2年(1913年)に建てた洋館と和館からなる邸宅です。洋館部分は、木造二階建、塔屋付きスレート及び銅板葺き、鹿鳴館等を建てた英国の建築家ジョサイア・コンドルが手掛けた建物です。

名古屋市市政資料館

名古屋市東区にある「名古屋市市政資料館」は国重要文化財であると同時に、重要な公文書を保存し利用・提供するための現役の資料館です。 建物は大正11年(1922年)に名古屋控訴院・地方裁判所・区裁判所庁舎(現在でいうところの高等裁判所)として建設され、…

【名古屋市】文化のみち②旧豊田佐助邸

「文化のみち➀旧川上貞奴邸」に引き続き、同じく名古屋市東区の「文化のみちエリア」にある旧豊田佐助邸へ行ってきました。 ここはトヨタグループ創始者である豊田佐吉氏の弟、豊田佐助氏が大正12年(1923)に建てた木造2階建の洋館・和館からなる和洋折衷…

【旧藩主の邸宅➀】愛知県岡崎市旧本多忠次邸へ行く

愛知県岡崎市にある旧本多忠次邸へ行ってきました。 この建物の主は本多忠次氏(1896~1999)といって、あの徳川四天王の一人、本多忠勝を始祖とする旧岡崎藩主本多家の子孫にあたる方です。

【名古屋市】日本初の女優の居宅。二葉館(旧川上貞奴邸)見学雑記

愛知県名古屋市東区にある「文化のみち二葉館」(旧川上貞奴邸)に行ってきました。 名古屋市の「文化のみち」というのは名古屋城から徳川園にかけての一帯のことで、江戸時代は武家屋敷が、そして明治から大正にかけては陶磁器の絵付業やガラス工業の中心地…