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いにしえの建築をめぐる旅

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

【愛知県南知多町】尾州廻船内海船船主 旧内田家住宅

江戸時代から明治時代にかけて、愛知県の知多半島は尾州廻船(びしゅうかいせん)という尾張国の荷物運搬用の大型船の拠点として繁栄していた。 このうち、知多半島の内海地区やその周辺を拠点としたものを内海船とよばれ、19世紀半ばの全盛期には250艘…

【大津市坂本】旧竹林院と公人屋敷(旧岡本邸)

滋賀県大津市坂本へ行ってきました。 坂本は比叡山の麓にある町で、門前町として古くから栄えてきた町です。 そのため、地図をみても寺院がとても多い。 延暦寺はもちろん律院、乗実院、慈光院....。 ここら一帯は国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定さ…

【愛知県津島市】堀田家住宅へ行く

愛知県の西部に位置する人口約6万人ほどの津島市。 その津島市にある堀田家住宅へ行ってきました。 堀田家住宅は、津島神社の鳥居すぐ東側、津島街道沿いにあり、この建物は江戸中期、正徳年間(1711~1716)に建てられたと伝えられてます。 何度か増改築を…

名古屋市市政資料館

名古屋市東区にある「名古屋市市政資料館」は国重要文化財であると同時に、重要な公文書を保存し利用・提供するための現役の資料館です。 建物は大正11年(1922年)に名古屋控訴院・地方裁判所・区裁判所庁舎(現在でいうところの高等裁判所)として建設され、…

【名古屋市】文化のみち②旧豊田佐助邸

「文化のみち➀旧川上貞奴邸」に引き続き、同じく名古屋市東区の「文化のみちエリア」にある旧豊田佐助邸へ行ってきました。 ここはトヨタグループ創始者である豊田佐吉氏の弟、豊田佐助氏が大正12年(1923)に建てた木造2階建の洋館・和館からなる和洋折衷…

【三重県二見浦】賓日館へ行く

だいぶ前になってしまったけれど、三重県の二見浦(ふたみがうら)にある賓日館(ひんじつかん)へ行ってきた。 正確には、三重県伊勢市二見町の二見浦にある賓日館、ということになる。 もともと二見町は一つの自治体だったが2005年に伊勢市と合併して現在…

【旧藩主の邸宅➀】愛知県岡崎市旧本多忠次邸へ行く

愛知県岡崎市にある旧本多忠次邸へ行ってきました。 この建物の主は本多忠次氏(1896~1999)といって、あの徳川四天王の一人、本多忠勝を始祖とする旧岡崎藩主本多家の子孫にあたる方です。

【名古屋市】日本初の女優の居宅。二葉館(旧川上貞奴邸)見学雑記

愛知県名古屋市東区にある「文化のみち二葉館」(旧川上貞奴邸)に行ってきました。 名古屋市の「文化のみち」というのは名古屋城から徳川園にかけての一帯のことで、江戸時代は武家屋敷が、そして明治から大正にかけては陶磁器の絵付業やガラス工業の中心地…